そうだ 香港、いこう2 〜飲茶・深水歩・茘枝角篇〜
2011/12/4(日)
香港帰省2日目。
油麻地(ヤウマーテイ)でホテルを出発。いい天気!
看板に看板がくっついてる感じ。
今見るといてまえ精神がすごい。
前にも書いたけど、香港の工事は竹で足場を組みます。
そういえばなんで竹なんだろう?安いからなのかなあ〜
と思って父に聞いたら即レスが。
- - - - -
1. 鉄だと手で触ると熱いから。香港の直射日光はすさまじい。
2. 台風が多く、足場が風でよく倒れる。竹なら倒れても大したことはない。
3. 竹は中国から簡単に手に入り、保管に場所をとらない。
近代的な鉄パイプ枠は重くて大きく、場所をとる上、運搬に手間が掛かる。クレーンなどが必要。組み立てるのに場所をとる。
竹は軽くて運搬が簡単。地面に30cmほどの隙間があれば組み立てられる。
4. なんといっても 全体のコスト(組み立ても入れて)が圧倒的に安い。
5. 竹足場の専門の学校があり、そこを卒業して資格を取らないと作業できないため、収入が凄くよい。(これは関係ないか)
もう1つ。
日本などでは足場材をリースすることができるが、
香港にはその仕組みが無いため自社で材料を持っていないと非常に高くなる。
自社で材料を持つとストックする場所が要る。香港の土地代の高さは東京並だ。
しかし、安全法規が変わって竹足場は次第になくなっているようだ。
竹足場学校はもう無いらしい。
- - - - -
父、本気の回答。
竹でも倒れたら大したことなくない気がするけど、なるほどだよ。
ありがとう父上。
竹たちの下をくぐって歩きます。
香港は地震が絶対起きないからこんなでも安心。
そんなわけで、朝ごはんを食べにモンコックの「倫敦大酒楼」へ。
香港のヤムチャは朝からすごい人です。
全員でかい声でしゃべってるのでガヤガヤがはんぱない。
走り回って鬼ごっことかしても誰も気にしません。
小さいころは人のテーブルの下でかくれんぼとかしていた。
広〜いフロアの隅から隅までテーブルでぎっしり。それが3フロア分あります。
飲茶はこういう大規模なとこが多く、どこも安くてとってもおいしい。
なつかしのワゴン!
ヤムチャといえばこういうワゴン形式!なんだけど、最近はすごく減っているらしい。。
さみしいなあ。
こういうおばちゃんがぐるぐる回ってます。
みんな運んでるものが違うので、お目当ての品が来るまで待つか、
「アレ探してきて!」と誰かをおつかいに出します。
おばちゃんはメニューを叫んでるけど、フロアがうるさすぎてよく聞こえません。
呼び止めて、せいろの中身を見せてもらいましょう。
こちらはプリプリのエビ餃子。
各テーブルにあるスタンプカードをおばちゃんに渡して、ハンコを押してもらう方式。
これが楽しいの。
右上は「タロイモのサクサクしたやつ」と呼んでいる大好物の点心。
「茘芋角」と書くようです。
言葉では言い表せない味なんだけど、泣けるほど美味しいのでぜひ食べてください。
左下はタンタ。いわゆるエッグタルトです。
これもサックサクで甘さ控えめ、しかもあったかい。幸せ・・・
中華のデザートは、どれも甘すぎなくてすばらしい。
エビ餃子は皮がモチモチ、身はジューシー。
シュウマイはこの黄色い皮のがスタンダード。
卵黄の水分で作られるので、黄色くてとても綺麗です。
上に乗ってるオレンジのは蟹子。
日本でも中華街とかでこのシュウマイを見かけるけど、
なぜだか全然味がちがう。
香港の点心はほんと〜に、ほんと〜においしいので
ぜひ食べにいってほしいです。
ただ、2人じゃ3品ぐらいでお腹くるしくなる。。
3人以上でわいわい行くのがおすすめ!
さて次は、兄とよく行ったサンスイポーへ。
ここはさらにローカルな場所で、香港のアキバ的存在。
子供の時住んでたところから近かったので、
兄ちゃんと違法コピーのファミコンソフトを買いにきてました。
地下街の密集した店に、むきだしのソフトがぎっしり詰まれてるかんじ。
あの景色がいまだに忘れられない。
・・・のだけど、今ではだいぶ取締られてしまったらしく、
コピー品はぜんぜんなかった。。
がっかり
でもやっぱり電化街なかんじです。
むしろ香港のアキバとしていま観光客に人気があるっぽくて、
「地球の歩き方」にもでかでかと紹介されててびっくりした。
ドローカルな街だったのに・・・
香港は絶対に許可取っていない以下略なものであふれています。
いてまえ精神の店もあふれています。
商業と住居が混在しているところも好きです。
まどがすごい
きれいな色の家もたくさん
ぬのがキッチュ
男心をくすぐるらしいものたち
男心なものたち2。
なぜかおしゃれなおじさん。
12月でもタンクトップのおじさん。
香港は謎のおっさんであふれています。
屋台とマンションがびったりくっついてます。
なつかしいかんじ。。
この生臭さがいいんです
くらしのみせ
アラマンダっていうなつかしい花。
上から落とすと、くるくるプロペラみたいに回ってゆっくり落ちるのです。
海に落として、くるくるよく遊んでた。
私が30歳になっても同じ街で同じように咲いていてくれたことがうれしかった
変わらずにおんなじようにくるくると落ちてくれた
その姿をあの頃ここにいなかったひとに見せてくれてうれしかった
新しくできた茘枝角(ライチ―コック)公園。
ここは昔ぜんぶ海だった。
毎日見ていた海がなくなって悲しくて恨んでいたけど、
緑にあふれてとても綺麗だった。
人がたくさんいた。
愛されていそうだった。
卒業式の子たちもいっぱいいた。
こどもも。
おとなも。
香港といえばブーゲンビリア。(まあ、南国はどこでも咲いてるけど・・)
オリエンタルな色味が好きです。
ピンクの部分は葉で、その中の白いのが花。
ポインセチアとおんなじかんじ。
お次はダブルデッカーに乗って香港島の上環(ションワン)へ。
もちろん2階の一番前を陣取ってゴー。
建ててます。
からっぽのビル かっこいいなあ。
ダブルデッカーに挟まれるひとたち。
2階はよい眺めです
カオスな街の幼稚園。
ちょっと脇に入るとびっしり市場ゾーン。
ほんとに活気がある。
九龍島と香港島を結ぶトンネル。
スクールバスで毎日このトンネルを通っていました。
いざ、香港島へ!
つづく。
香港帰省2日目。
油麻地(ヤウマーテイ)でホテルを出発。いい天気!
看板に看板がくっついてる感じ。
今見るといてまえ精神がすごい。
前にも書いたけど、香港の工事は竹で足場を組みます。
そういえばなんで竹なんだろう?安いからなのかなあ〜
と思って父に聞いたら即レスが。
- - - - -
1. 鉄だと手で触ると熱いから。香港の直射日光はすさまじい。
2. 台風が多く、足場が風でよく倒れる。竹なら倒れても大したことはない。
3. 竹は中国から簡単に手に入り、保管に場所をとらない。
近代的な鉄パイプ枠は重くて大きく、場所をとる上、運搬に手間が掛かる。クレーンなどが必要。組み立てるのに場所をとる。
竹は軽くて運搬が簡単。地面に30cmほどの隙間があれば組み立てられる。
4. なんといっても 全体のコスト(組み立ても入れて)が圧倒的に安い。
5. 竹足場の専門の学校があり、そこを卒業して資格を取らないと作業できないため、収入が凄くよい。(これは関係ないか)
もう1つ。
日本などでは足場材をリースすることができるが、
香港にはその仕組みが無いため自社で材料を持っていないと非常に高くなる。
自社で材料を持つとストックする場所が要る。香港の土地代の高さは東京並だ。
しかし、安全法規が変わって竹足場は次第になくなっているようだ。
竹足場学校はもう無いらしい。
- - - - -
父、本気の回答。
竹でも倒れたら大したことなくない気がするけど、なるほどだよ。
ありがとう父上。
竹たちの下をくぐって歩きます。
香港は地震が絶対起きないからこんなでも安心。
そんなわけで、朝ごはんを食べにモンコックの「倫敦大酒楼」へ。
香港のヤムチャは朝からすごい人です。
全員でかい声でしゃべってるのでガヤガヤがはんぱない。
走り回って鬼ごっことかしても誰も気にしません。
小さいころは人のテーブルの下でかくれんぼとかしていた。
広〜いフロアの隅から隅までテーブルでぎっしり。それが3フロア分あります。
飲茶はこういう大規模なとこが多く、どこも安くてとってもおいしい。
なつかしのワゴン!
ヤムチャといえばこういうワゴン形式!なんだけど、最近はすごく減っているらしい。。
さみしいなあ。
こういうおばちゃんがぐるぐる回ってます。
みんな運んでるものが違うので、お目当ての品が来るまで待つか、
「アレ探してきて!」と誰かをおつかいに出します。
おばちゃんはメニューを叫んでるけど、フロアがうるさすぎてよく聞こえません。
呼び止めて、せいろの中身を見せてもらいましょう。
こちらはプリプリのエビ餃子。
各テーブルにあるスタンプカードをおばちゃんに渡して、ハンコを押してもらう方式。
これが楽しいの。
右上は「タロイモのサクサクしたやつ」と呼んでいる大好物の点心。
「茘芋角」と書くようです。
言葉では言い表せない味なんだけど、泣けるほど美味しいのでぜひ食べてください。
左下はタンタ。いわゆるエッグタルトです。
これもサックサクで甘さ控えめ、しかもあったかい。幸せ・・・
中華のデザートは、どれも甘すぎなくてすばらしい。
エビ餃子は皮がモチモチ、身はジューシー。
シュウマイはこの黄色い皮のがスタンダード。
卵黄の水分で作られるので、黄色くてとても綺麗です。
上に乗ってるオレンジのは蟹子。
日本でも中華街とかでこのシュウマイを見かけるけど、
なぜだか全然味がちがう。
香港の点心はほんと〜に、ほんと〜においしいので
ぜひ食べにいってほしいです。
ただ、2人じゃ3品ぐらいでお腹くるしくなる。。
3人以上でわいわい行くのがおすすめ!
さて次は、兄とよく行ったサンスイポーへ。
ここはさらにローカルな場所で、香港のアキバ的存在。
子供の時住んでたところから近かったので、
兄ちゃんと違法コピーのファミコンソフトを買いにきてました。
地下街の密集した店に、むきだしのソフトがぎっしり詰まれてるかんじ。
あの景色がいまだに忘れられない。
・・・のだけど、今ではだいぶ取締られてしまったらしく、
コピー品はぜんぜんなかった。。
がっかり
でもやっぱり電化街なかんじです。
むしろ香港のアキバとしていま観光客に人気があるっぽくて、
「地球の歩き方」にもでかでかと紹介されててびっくりした。
ドローカルな街だったのに・・・
香港は絶対に許可取っていない以下略なものであふれています。
いてまえ精神の店もあふれています。
商業と住居が混在しているところも好きです。
まどがすごい
きれいな色の家もたくさん
ぬのがキッチュ
男心をくすぐるらしいものたち
男心なものたち2。
なぜかおしゃれなおじさん。
12月でもタンクトップのおじさん。
香港は謎のおっさんであふれています。
屋台とマンションがびったりくっついてます。
なつかしいかんじ。。
この生臭さがいいんです
くらしのみせ
アラマンダっていうなつかしい花。
上から落とすと、くるくるプロペラみたいに回ってゆっくり落ちるのです。
海に落として、くるくるよく遊んでた。
私が30歳になっても同じ街で同じように咲いていてくれたことがうれしかった
変わらずにおんなじようにくるくると落ちてくれた
その姿をあの頃ここにいなかったひとに見せてくれてうれしかった
新しくできた茘枝角(ライチ―コック)公園。
ここは昔ぜんぶ海だった。
毎日見ていた海がなくなって悲しくて恨んでいたけど、
緑にあふれてとても綺麗だった。
人がたくさんいた。
愛されていそうだった。
卒業式の子たちもいっぱいいた。
こどもも。
おとなも。
香港といえばブーゲンビリア。(まあ、南国はどこでも咲いてるけど・・)
オリエンタルな色味が好きです。
ピンクの部分は葉で、その中の白いのが花。
ポインセチアとおんなじかんじ。
お次はダブルデッカーに乗って香港島の上環(ションワン)へ。
もちろん2階の一番前を陣取ってゴー。
建ててます。
からっぽのビル かっこいいなあ。
ダブルデッカーに挟まれるひとたち。
2階はよい眺めです
カオスな街の幼稚園。
ちょっと脇に入るとびっしり市場ゾーン。
ほんとに活気がある。
九龍島と香港島を結ぶトンネル。
スクールバスで毎日このトンネルを通っていました。
いざ、香港島へ!
つづく。