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「このキャンペーンとかコンテンツ自体が話題になって、そこから商品やブランドに興味を持ってもらえたらいい」

という考え方に違和感がある。

ウェブの場合、話題になるべきなのは、コンテンツではなくて「商品そのもの」だと思う。

サイトを見て、「このサイトおもろいよ!」と書かれるより、

「この商品よさげだよ!」と書かれるほうが成功してるんじゃないかと思う。

商品から逃げずに、商品がいちばんよさげに見えるための企画がいい。

使ってみたいとか見てみたいとか食べてみたいとか思えるもの。

CMと違う媒体なのに、CMと同じように「振り向かせる」ための企画をしてもしょーがないきがする。

ブレストで、商品と遠いところでごねごねやられるとイライラする。

仕掛けとかキョーミない、と書いたのはそういうことです。


いま一番存在意義のあるものは、

新しいサービスの開発とかはちょっとまたおいとくと、

広告的な考え方でつくられたカタログサイト、だと思う。

商品情報が載ってるサイトで商品がださく見えたり、特徴がよく分からんと買うのに迷うもん。

技術は仕組みではなく、表現に活かされていくといいと思う。


もちろん、目的とか商品によっては違うやり方が成立する場合もあるんだけど。

でも、どんなに広告の定義が広くなっても、

最終的に「ものを売る」以外の目的が広告のどこにあるんだろ、と、根本的には、思っています。



コメント
単純に「このコンテンツおもろいよ!」
っていう商品の周辺情報も、
商品の一部と見なされるんじゃねえの?
・・・と思った俺は貴女の言わんとしていることを
正しく理解できてない?

いくらミュージシャンが
「俺は音楽だけで勝負がしたいんだ!」と言っても
ジャケットやPVや本人の容姿や演奏以外の言動も、
消費者は律儀に切り離しては見てくれないと思う。

また、「PVまでは音楽家の表現と見なす」のか
「普段の言動も含めたキャラまでも表現と見なす」かは、
音楽家自身の態度の違いもあるけど、
最終的には各受け手の判断に委ねるしかない。

そしてそれは、本人がどれだけ否定したくても
音楽そのものの評価と無関係ではありえないし、
消費者の購買意欲とも無関係ではありえない。

美人ヴァイオリニストのCDが異例の大ヒット!とかね。

でもまあ、最終的にいくら美人(周辺情報が魅力的)でも
音楽(商品そのもの)がダメだったら
その人は「最終的には」生き残らないだろうけど。

でもその段階での魅力はもはや
商品そのものの力であって、広告は関係ない。

と考えると、
広告は商品の周辺情報を補強する
以外にできることがあるだろうか?

そして広告が触れられる範囲は
商品の核に近くても遠くても、核そのものではない
(でも周辺情報によって核に対する評価は変わり得る)。

で、どこまでが「近く」でどこからが「遠い」かは、
俺らが決めるの?クライアント判断?

どっちがいいんだろね?
そもそも成功か否かは結果論やし。


***********************

話は変わるけど。
最近、ちゃんと続けて観てるドラマに
1960年代アメリカの広告業界を舞台にした
「MAD MEN」というドラマがある(オススメ!)。

その中で放浪者気取りの若者が
やり手の広告マンに向かって
「あんたらは大衆に偽物の欲望を植えつけてるだけだ!」
と罵る場面がある。
で、広告マンはそれに応えて
「お前ら、広告にそんな力があると本気で思ってるのか?
 世間は広告なんぞに関心など持っちゃいない!」
と、言い放つ。

その言葉になるほど、と思ってしまった。



・・・うわ、めっちゃ長文(笑)。
  • むらはん
  • 2009.11.26 Thursday 12:50
>むらはん

うーん、
言動とかも含めて、商品(アーティスト)だと思うよ。
「美人ヴァイオリニスト」のかたまりで、売るべきものそのもの。
「美人」の要素っていうのは
深煎りでおいしいコーヒーの「深煎りでおいしい」ってとこと同じだから。

なんていうんだろ、
美人ヴァイオリニストを話題にするために、
「その女性が行方不明になっちゃった!探し出したら賞金100万円!」
みたいなストーリーのキャンペーンをやるよりも
その人の顔と演奏が実際にわかる表現をやるほうが
よっぽどいーんじゃないんかね、という話。

まあ、商品力によるけどね。
あんまりいいところがない商品であるほど、そのもので勝負するのってきつい。

だからこそ、実はほんとはいま一番頑張らなきゃいけないのは、
クライアント企業のほう。

  • agata
  • 2009.11.26 Thursday 13:24
1) 商品力だけで勝負できる商品は実際のところ、それほどない。

2) 消費者が賢くなって、自社サイトで語られる商品自慢をそれほど魅力的と思わない

3) 情報があふれすぎて、とにもかくも人を呼んで接触時間を持たないと、商品が認知されない

特に、3)の点において「このキャンペーンとかコンテンツ自体が話題になって」ということは一般的に考え方は非常に大事で一概にだめといえることじゃない。というか、特に新商品だったり新しいブランドであればすれが一番大事。
もちろん、あまりに商品からかけ離れすぎてナンセンスすぎるキャンペーンも世の中にはあるが…

もちろん、「商品が魅力的に見える」のも大事だけどそれだけで話題になるほどの商品はほどほどに告知すれば勝手に広まっていくし、逆に「そこそこ」の物をなんとか売れるように工夫するために、僕らに依頼があるのであって、企業にいい商品作れって、広告屋が、心の中でグチっとく分にはいいが外でいうのはお門違いではないかと思うがね。

どこまでが商品の一部かっていう線引は別にどこでもいいとは思うけど、単純な話、質のいいコミュニケーションがとれているキャンペーンのあとに、商品を説明されると、なんもないより、良い方向に説明を受け取れるというのもある。商品の説明に行きつくまでに、良いコンテキストを作るのも広告の大事な仕事のうちだと思う。

  • tohsaki
  • 2009.11.26 Thursday 21:45
トーサキさん

うーん。いろいろはしょってしまったのでうまく言えてなかったんですが

>もちろん、あまりに商品からかけ離れすぎてナンセンスすぎるキャンペーンも世の中にはあるが…

こういうものに対して言ってるだけです。

もちろん、キャンペーン自体が話題になることはいいんですけど
このコンテンツおもしろかったね、っていう後に、
そんでこの商品いいねえ、って思ってもらいたいっていうことです。
そこがないとやっぱ意味ないんじゃないかなあと。

>1) 商品力だけで勝負できる商品は実際のところ、それほどない。

そういう商品はやっぱり実際あると思います。

>2) 消費者が賢くなって、自社サイトで語られる商品自慢をそれほど魅力的と思わない

これは、つくりかた次第だと思っています。
自慢なかんじだとやですが、、

>僕らに依頼があるのであって、企業にいい商品作れって、広告屋が、心の中でグチっとく分にはいいが外でいうのはお門違いではないかと思うがね。

普通に一般人として時代の中で感じてることを言っただけなので、
グチでもなんでもないのですー
商品のせいだ!と思ったこともないです。

コンテキストが大事なことも分かっていますが、
コミュニケーションデザインという言葉が出てきてから、
へんにストーリーじたてにしようとするのがよくあって
逆に効率悪いなあと思ったことがちょこちょこあったのです。

ぜんぶがぜんぶにあてはまらない話をしてしまいましたね、、
  • agata
  • 2009.11.26 Thursday 22:34
最近、Web業界と関係ない人と話すと、商品のサイトろくにみなくて、価格コム見てる人が意外と多いよ。
そしてWeb業界で話題になっても誰もしらないキャンペーンがなんと多いことか、というかほとんど知らない。というわけで、CMはやっぱりすごいです。

話がそれたけど。
  • tohsaki
  • 2009.11.26 Thursday 22:43
>トーサキさん
みんなそうですよね。切なくなる。笑
CMで話題にできてる人は、ほんとにすごいです。
  • agata
  • 2009.11.26 Thursday 23:38
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